賃貸物件のエアコン取り付けによるトラブル

快適な生活をおくる上でエアコンは必需品ですが、賃貸物件の場合は設置されていないこともあるのです。そういった場合は大家さんや管理会社に許可をもらうことでエアコン取り付けが出来ますが、壁にビス穴やパイプを通す穴をあける必要があります。退去時にはこれらの修繕が必要ですが、修繕費用の負担によってトラブルが起こることもあるのです。さらに、入居前からエアコンが設置されていたとしても、エアコンが故障した際の修理費用は誰が負担するか分かりません。さらに、正しい使い方をしていたとしても、経年劣化によってエアコンが故障することもあるのです。賃貸物件のエアコンに関するトラブルは少なくありませんので、こちらでは考えられるトラブルについて解説いたします。

エアコンの故障によるトラブル

エアコン修理賃貸物件によっては最初からエアコンが設置されている場合がありますが、このエアコンが故障した場合に修理費用は居住者が負担しなければならないのでしょうか。通常の使用によってエアコンが故障した場合、修理費用は大家さんや管理会社の負担です。

さらに、エアコンの故障によっては水漏れを起こすことがありますが、この水漏れを放置することで壁などが腐食する場合もあります。こういった場合は善管注意義務違反となりますので、居住者が修繕費用を出す必要があるのです。これは自分の入居以前からエアコンが設置されていた場合だけでなく、居住者がエアコンを取り付けた場合も含まれます。

そして、最初からエアコンが設置されていた場合に経年劣化によって故障することもありますが、これは大家さんや管理会社が費用を負担しなければなりません。

東京の原状回復義務とは何か

東京都では国土交通省のガイドラインをもとに、賃貸住宅紛争防止条例が決められています。これは賃貸契約を結ぶ前に原状回復の原則について書面を交付する義務のことです。そこで気になるポイントはエアコンのトラブルに関する内容ですが、この原状回復義務はどうなっているのでしょうか。

一般的にエアコンの耐用年数は6年となっているため、原状回復義務があったとしても6年以上生活をしているのであれば、エアコンが故障したとしても居住者が修理費用を負担する必要がありません。このように書面で交付されているのであれば安心でしょう。

また、この原状回復義務はあくまで東京都限定のものですので、ほかの県では決まりが異なっていますので賃貸契約を結ぶ前に確認をしておきましょう。事前の確認によってトラブルを避けることが出来ます。

エアコンが設置されていない場合

賃貸物件によってはエアコンが設置されていないこともあるため、居住者がエアコン取り付けを行う場合があります。しかし、エアコン取り付けにはビス穴やスリーブと呼ばれるパイプを通す穴が必要になるので、必ず大家さんや管理会社に確認をしてください。許可をもらうことなく工事をしてしまうと、大きなトラブルに発展してしまいます。

さらに、エアコン設置の注意点として、エアコンは通常のコンセントでは動かないこともありますので、分電盤の交換が必要になることもあります。しかし、分電盤の交換は大きい工事が必要になりますので、退去時の原状回復費用も高額になってしまうのです。そのため、エアコンの取り付けの許可をもらうだけでなく、退去時の修繕についても確認しておきましょう。高額な請求をされる可能性もあるのです。

まとめ

賃貸物件によっては最初からエアコンが設置されていることもありますが、通常使用による故障は大家さんや管理会社が修理費用を負担してくれます。しかし、水漏れを放置したことによる壁の腐食は居住者の負担なので注意しましょう。そして、原状回復義務などもありますので、居住者がエアコンの取り付けを行う場合は取り付けの許可をもらうだけでなく、退去時の修繕費用についても確認しておきましょう。