エアコン取り付けの際の注意点について

日本は夏はとても暑くて、冬にはとても寒くなってしまいます。このような気候に対応するためにはエアコンはとても便利なものです。エアコンによって夏は涼しく、冬は暖かい環境で過ごすことができるのです。そんなエアコンなのですが、自宅にない場合には新しく購入してエアコン取り付けを頼むことになります。業者に工事をしてもらうことでエアコンを自宅に設置することができるのです。その際にはいくつか注意するべき点があります。

そこでこちらではエアコン取り付けに際しての注意点を解説しましょう。どのような点に注意をしておけばトラブルを避けることができるのかを教えましょう。これから自宅にエアコン設置を検討している方はぜひとも参考にしてください。

設置前に確認しておくべきこと

ブレーカーエアコン取り付けの前にまずブレーカーをチェックしておきましょう。ブレーカーにはアンペア数が書かれています。どのような契約になっているのかチェックしておくべきです。エアコンを設置するためには30A以上の契約をしていなければいけません。不足しているならば契約を変更するべきです。電気工事の業者に相談をしておきましょう。

エアコンの電源を確保するためのコンセントもチェックしてください。普通のコンセントから電源を取ることはできないです。それをしてしまうとトラブルの恐れがあります。そのため、必ずエアコン専用のコンセントが用意されていなければいけません。ないならば、新しくコンセントを増設しなければいけないでしょう。

エアコンを設置するスペースについても確認しておきましょう。エアコンの室内機は周囲に5cm以上のスペースが開いている必要があります。また、室外機についても周囲は5cm以上のスペースがあり、前面には25cm以上のスペースがあいている必要があるのです。このような空間がないところに無理に設置してしまうと、エアコンが故障してしまうでしょう。

配管用の穴があいているかどうかも確認してください。エアコン設置には室内機と室外機をつなぐための穴がなければいけないのです。すでに穴があいていたとしても、メーカーや機種によっては使用できないこともあります。穴がないならば穴あけ工事も必要となるでしょう。賃貸物件の場合は穴をあけても良いのかオーナーの許可をもらわなければいけません。

業者に見積もりをもらう際の注意点

エアコン取り付けをしてもらいたいならば、業者に見積もりをもらいましょう。その際にはエアコンを設置したい場所について、できるだけ詳細な情報を伝えておきましょう。そうすることによって、標準工事で対応できるかどうかを判断してもらえます。場合によってはいくつかオプション工事もつけなければいけないこともあるのです。それを踏まえた上での見積もりを出してもらえるでしょう。

実際に自宅まで業者のスタッフに来てもらい、エアコンを設置したい場所をチェックしてもらうという方法もあります。あるいは現場の写真を撮影してそれをメールに添付して送信するという方法もあるでしょう。現場ごとに必要な工事は大きく異なるのです。場合によってはかなりの追加工事が必要となることもあるのです。

標準工事の安さだけで業者を選んではいけません。この場合、標準工事に含まれていない内容が多いため、結局たくさんの追加工事が必要となり、費用があまり安くならないケースが多いです。見積もりをもらったならば、その内訳についてきちんと確認しておきましょう。どこまでが標準工事の内容であり、どれが追加やオプション工事の内容なのかをチェックするべきです。価格表示を明確にしている業者を利用するべきでしょう。そのような業者は誠実な対応をしてくれて、質の高い工事をしてくれる可能性が高いです。

賃貸物件のエアコン取り付けによるトラブル

快適な生活をおくる上でエアコンは必需品ですが、賃貸物件の場合は設置されていないこともあるのです。そういった場合は大家さんや管理会社に許可をもらうことでエアコン取り付けが出来ますが、壁にビス穴やパイプを通す穴をあける必要があります。退去時にはこれらの修繕が必要ですが、修繕費用の負担によってトラブルが起こることもあるのです。さらに、入居前からエアコンが設置されていたとしても、エアコンが故障した際の修理費用は誰が負担するか分かりません。さらに、正しい使い方をしていたとしても、経年劣化によってエアコンが故障することもあるのです。賃貸物件のエアコンに関するトラブルは少なくありませんので、こちらでは考えられるトラブルについて解説いたします。

エアコンの故障によるトラブル

エアコン修理賃貸物件によっては最初からエアコンが設置されている場合がありますが、このエアコンが故障した場合に修理費用は居住者が負担しなければならないのでしょうか。通常の使用によってエアコンが故障した場合、修理費用は大家さんや管理会社の負担です。

さらに、エアコンの故障によっては水漏れを起こすことがありますが、この水漏れを放置することで壁などが腐食する場合もあります。こういった場合は善管注意義務違反となりますので、居住者が修繕費用を出す必要があるのです。これは自分の入居以前からエアコンが設置されていた場合だけでなく、居住者がエアコンを取り付けた場合も含まれます。

そして、最初からエアコンが設置されていた場合に経年劣化によって故障することもありますが、これは大家さんや管理会社が費用を負担しなければなりません。

東京の原状回復義務とは何か

東京都では国土交通省のガイドラインをもとに、賃貸住宅紛争防止条例が決められています。これは賃貸契約を結ぶ前に原状回復の原則について書面を交付する義務のことです。そこで気になるポイントはエアコンのトラブルに関する内容ですが、この原状回復義務はどうなっているのでしょうか。

一般的にエアコンの耐用年数は6年となっているため、原状回復義務があったとしても6年以上生活をしているのであれば、エアコンが故障したとしても居住者が修理費用を負担する必要がありません。このように書面で交付されているのであれば安心でしょう。

また、この原状回復義務はあくまで東京都限定のものですので、ほかの県では決まりが異なっていますので賃貸契約を結ぶ前に確認をしておきましょう。事前の確認によってトラブルを避けることが出来ます。

エアコンが設置されていない場合

賃貸物件によってはエアコンが設置されていないこともあるため、居住者がエアコン取り付けを行う場合があります。しかし、エアコン取り付けにはビス穴やスリーブと呼ばれるパイプを通す穴が必要になるので、必ず大家さんや管理会社に確認をしてください。許可をもらうことなく工事をしてしまうと、大きなトラブルに発展してしまいます。

さらに、エアコン設置の注意点として、エアコンは通常のコンセントでは動かないこともありますので、分電盤の交換が必要になることもあります。しかし、分電盤の交換は大きい工事が必要になりますので、退去時の原状回復費用も高額になってしまうのです。そのため、エアコンの取り付けの許可をもらうだけでなく、退去時の修繕についても確認しておきましょう。高額な請求をされる可能性もあるのです。

まとめ

賃貸物件によっては最初からエアコンが設置されていることもありますが、通常使用による故障は大家さんや管理会社が修理費用を負担してくれます。しかし、水漏れを放置したことによる壁の腐食は居住者の負担なので注意しましょう。そして、原状回復義務などもありますので、居住者がエアコンの取り付けを行う場合は取り付けの許可をもらうだけでなく、退去時の修繕費用についても確認しておきましょう。

エアコン取り付けのやり方について

エアコン取り付けは基本的に業者に頼む方が多いです。自分でやるのはリスクがあるからです。失敗してしまえば結局高い費用がかかってしまうでしょう。しかし、自分でやりたいという方もいるでしょう。あるいは、業者に頼むにしても具体的なエアコン取り付けのやり方を知っておくことは大切です。そうすれば見積もりをもらう際や立ち会いをするときに役に立つからです。

そこでこちらではエアコン取り付けのやり方について解説しましょう。どのような工程が存在しており、どんな流れでエアコンが取り付けられていくのかを教えます。エアコン取り付けのやり方について気になる方はぜひとも参考にしてください。初心者にも分かりやすく解説しましょう。

壁に穴をあける

ドリルエアコン取り付けではまず室内機と室外機をつなぐための穴をあけることが必要です。すでにエアコンが取り付けられたことのある部屋であれば穴はあいているでしょう。しかし、一度もエアコンを使ったことがない部屋だと穴があいていないことが多いのです。配管を通すための穴をあけないとエアコンを設置することができません。

もし部屋に穴がないならば、コアドリルという機材を用いて壁に穴をあけます。これは建物を傷つけてしまうことになります。そのため、慎重に作業をすることが要求されるでしょう。基本的には専門業者に依頼した方が良いです。失敗してしまうと配線を切断してしまったり、ガス管を傷つけたり、建物の構造体にまで影響を与えることもあります。また、柱や梁、電線などを避けて穴をあけなければいけません。コアドリルは壁の材質によっても使い分ける必要があります。穴をあけたならば、貫通スリーブを設置することで雨水や虫の侵入などを防ぎます。

室内機と室外機を取り付ける

穴があいたならば、室内機と室外機を取り付けます。まず据え付け板を設置して、これに室内機を引っ掛けるようにして取り付けます。また、このときに霧受け皿に水を流します。これによって穴を通して室外に出した排水ホースから水が出れば接続は成功します。配管が露出していることがあるのですが、これを隠すための化粧カバーというものもあります。

次に外に室外機を設置して、配管パイプに対してフレア加工を施します。これは配管パイプにある銅の管の端部をラッパ状に広げるというものです。これのためにフレアツールというものを用います。そして、冷媒配管をトルクレンチによって接続します。このときにはしっかりと締めておかなければトラブルの原因となります。さらにドレンホースというものを接続します。これは排水を通すためのものです。最終的に室外機と配管を接続させることができれば、エアコン取り付けは終わります。

真空引きをする

エアコン取り付けを終了したあとには真空引きをしなければいけません。これは配管の内部を真空状態にするための処理です。これをしておかないとエアコンの性能が低下してしまうでしょう。冷たい風を効率よく送れなくなり、故障の原因となる可能性もあります。そのためとても重要な工程となります。しっかりとチェックしておきましょう。

すべての作業が完了したら、最終的なチェック作業をします。特にバルブの締め付けとガス漏れについて確認します。真空やガス漏れがないことを確認できれば、エアコン取り付けは完了します。後は冷媒を解放することでエアコンの配管内にフロンガスを充満させます。もしエアコンを使っていてトラブルが発生したならば、すぐに業者に問い合わせるべきでしょう。きちんと施工ができていない可能性があるからです。最後にしっかりと試運転をすることによって、エアコンとして機能しているかどうかをチェックするべきです。自分で施工をするのは大変なことです。業者を頼りましょう。

生活にも効率にもメリットがあるエアコン取り付け向きを

部屋のかたちは、真四角ということはかなり珍しいでしょう。長手と短手が存在するのが一般的なレイアウトです。この時に、エアコン取り付けをどこにするのかというところから考えてみる必要があります。空気の流れも考えていくと、少しでも効率の良い使い方が見えてくるからです。空気の流れには特性があり、エアコン取り付けをうまくおこなっていけば、その向き次第で電気代も大幅に変わっていきます。

エアコンの風は直進する

エアコンエアコンの設置に関して言えば、場所によって大きな効率の差が生まれます。向きが大切になってくることになりますが、これは空気の特性が絡んでいるからです。エアコンには風の強さのコントロールもできますが、この時に風はまっすぐにしか進んでいきません。曲がったりすることがないため、冷やしたい、暖めたいと思っている場所に届くかどうかを考えなければいけないでしょう。ダイニングキッチンにエアコン取り付けをしても、向きによってはキッチンにまったく届かないということも出てきます。風は決して曲がったりしないのですから、向きは重要な意味があるでしょう。

風は温度によって密度が変わります。暖まれば膨張していくため、密度は低くなり軽くなるのはどんなものでも変わりません。空気も暖かいと天井に向かって流れ、冷たいと床方向にいくのが特性です。エアコン取り付けの向きで重要になってくる部分ですが、天井よりもあまりに低い位置に取り付けてしまうと、部屋の温度を変えることを考えて効率が落ちてしまうことになるでしょう。室内機本体の周辺から空気を吸い込み変換していくことにもなるため、ある程度の余裕を持った設置が必要です。向きとともに考えておかなければいけないでしょう。

エアコン取り付けの向きを考えるうえで、スイングさせられるから大丈夫だということもあります。ですが、風は直進していくという特性を変えているわけではありません。向きを変えるためのフィンにぶつけていくというだけのことであって、なにも曲がったりしているわけではないからです。抵抗を与えることになるため、その分の効率は落ちてしまいます。消費電力の効率を考えても、空気が流れるような向きにするのは大切といえるでしょう。

エアコン取り付け位置と生活空間の関係

エアコンの向きを考えていくうえで、自分たちの生活空間はどこにあるのかということが重要になってきます、リビングに取り付ける場合、普段生活している場所に届かなければ、効率が悪いと感じるようになるでしょう。風が到達する距離は、エアコンの性能にもよりますが、7m程度であると考えられます。エアコン取り付け位置と向きから、しっかり届くのかどうかは重要な距離になってくるでしょう。

風が抜ける向きは大切ですが、その間にどんなものがあるかも考えていかなければいけません。風が通るということは、ほこりなども巻き上げる可能性は否定できません。普段生活している場所に対してほこりを立てるのはデメリットになってくるでしょう。例えば、静電気でほこりが付きやすいのがテレビです。エアコンの向きと生活環境の間にあれば、動かすたびにそのほこりを巻き上げてしまう可能性が出てきます。エアコン取り付けの際の注意点として、エアコン取り付け位置と電化製品から普段生活しているスペースは、できれば交差しないように配置することも必要です。

エアコン取り付けは、向き次第で効率も変化していきますし、生活にも影響を与えることになるでしょう。掃除などのメンテナンスということも、効率の良い使い方をするためには必要になってきます。既にエアコンはなくてはならないものになってきているでしょう。暑い夏も寒い冬も活躍することになるのですから、あとから失敗したと思わない位置を考えることが必要です。